十日ぶりくらいに、前にお勤めしていたところへ出かけました。久しぶりでしたが、何となく慣れた感じで電車に乗ることができました。
家の近くの駅には、もう知っているみなさんがいて、「今から行くの？ 何時から？」とあれこれ質問させてもらいました。生徒のみなさんにお別れのあいさつをしたのはいつでしたっけ？ もう三週間以上前のことでした。だから、みんな「どうしてこの人がいるの？」という顔をしていたけれど、私は、ごあいさつに行きたかったのです。
あまり細かい説明はしませんでした。そして、ただ一緒に駅を降りて、みんなと同じ方向に歩いていきました。
生徒のみなさんは、授業が終わって、もう帰る子がいたり、今来た子がいたり、いつものごちゃごちゃの雰囲気でした。なつかしい感じがよみがえってきました。
でも、もう私が所属する学校ではないし、私はただのオッサンになってしまいました。みんな気軽に声をかけてくれたけれど、私もそれなりに反応したつもりだったけれど、みんな忙しそうで、新学期のあれこれをしているようでした。
先生たちにもごあいさつして、すぐに学校を出て、私はふたたび電車で帰ってきました。自分の家の近くまで行かないで、途中でおりて、少しだけ散歩をしました。なんと今日は二万歩あるきました。少し疲れました。
あいさつだったのか、自分の歩きのために行ったのか、少し意味不明ではありますが、何だかなつかしかったし、みんな優しかった。
明日から私は、新しいところで私の居場所を探さなくてはならない。簡単には見つからないけど、がんばろうと思います。
みなさん、どうぞお元気で！ みなさんのご活躍を期待しています。私はいつまで生きていけるのか、それはわかりませんけど、みんなと出会ったことは大事な私の宝物でした。どうぞ、明日もいい日でありますように！
