うみそらひとことば

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無駄のない正解とは? その2

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 ★ 無駄のない正解とは? 2年生のコメント集のつづきです。 

 

1  「人というものは自分とは違うものを嫌う」性質を持ちます。例外はありますが、差別やいじめなどがその性質がもたらすものと言ってもいいと考えます。

 

 誰かから嫌われるのは良い気持ちがしません。それ故に人は孤独を恐れます。それ故に周囲と同じように振舞おうとします。仲間はずれにならぬようにと。いつしか自分を主張することを止めます。そうなった場合、自分に自由に選べる選択肢が現れた時、選ぶ基準が『正しい答え』になります。それが周囲と違うものがない答え、つまり『無駄のない正解』というものです。それを選ぶことによって、周囲からの視線を避け、安堵します。そして、周囲と一体化することによって自分の居場所を見出しているのです。

 

 だからこそ、現代の人たちは『無駄のない正解』を求めるのだと思います。しかしそれは単なる逃げであり、困難な壁です。こんなことを言っている自分も結局は『無駄のない正解』を求めている1人です。私はこの『無駄のない正解』を『意思がある不正解』にしたいと思います。」 

★ 自分を消して隠れ蓑の中に入るために、「無駄のない正解」みたいなのがほしいということですか。それはもうたくさんの人々がそんなふうにして毎日を過ごしています。 


2 無駄の無い正解こそが最も簡単に、間違いなく生きて行ける為だと思います。理由として、人間は結構めんどくさがりの生き物だから…と言うのが挙げられます。

 

 集団心理と言うものがあります。これは、簡潔的に言えば大多数に少数が逆らうことはほとんどない事を表しており、無論例外はありますが、それでも多くの人がこれに当てはまります。その理由として、「めんどくさいから」「逆らうと怖いから」「目立ちたくないから」等が挙げられます。悪いように言えば、他人の後ろを歩くほうが、誰もいないところを歩くよりも楽だからです。

 

 この生き方は確かにつまらないし貧しいですが、別に良いと私は思います。ゲームの話になりますが、fate grand orderというゲームを私はやっています。そこでキャラクターの一人が、
「頑張れる人間もいれば頑張れない人間もいる。そうやって人の世は繁栄していくのでした☆皆死ぬ気で働けるとかなにそれ怖い。」(細部に違い有り)

と言っていました。要は、「人間って許容範囲ひろいよねー」ってだけの話です。

 

 これからも解るように、人が無駄の無い正解を求めるのは単にめんどくさいからだと私は思います。すみません提出日を勘違いしておりました。

★ 「めんどくさい」でまとめてくれたけど、それは安心するし、楽だし、考えなくてもいいということですね。確かに気楽に生きられたらいいなあ。

 

 3 失敗することを怖がっているから。成功した人もしくは経験したことがある人に聞いて、沢山の情報を得て、これがいいと思ったことをすれば、後悔はしないし人の意見もはいっているから失敗することはないだろう、と思っているからだと思った。
 ★ 失敗するのがイヤ、というのは最近の若い人を見ててそう思います。ボクみたいなへんてこなオッサンは、毎日毎日失敗ばかりで、謝罪ばかりですけど、若い人はそんなのイヤなんですよね。
 

4 自分が難しい問題に正解したら嬉しく思いますし、自分に自信が持ててモチベーションも上がるからだと思います。

★ 難しい問題をクリアできたら、それはうれしいですもんね。ぜひ、これからもいろんな難しい問題にチャレンジしてください。