教科書に載っていた文章の著者・矢田勝美さんのトークライブに参加してきました。
久居のひびうたというイベントスペースで行われました。どうしてこんな活動をされているのか、この背景の絵にはどんなエピソードがあるのかなど、最近ずっと海に関わるお仕事をしていて、絵本も作ったから、その出版のためにクラウドファンディングをしているのだ、というのも聞かせてもらいました。
締め切りは、前日の九月終わりまでというのは知ってたんですけど、クレジットカードも持っていないし、その場でカンパすればいいのかなと現地に向かいました。
でも、そういうカンパ(募金みたいなこと)はしていなくて、仕方がないから、教科書に出ていた文章が載っている本を買いました。
二千円近くもしたので、小遣いの十分の一ですけど、奮発して買いました。
また、今度学校に持っていこうと思います。みんな、そんなに感動はないかな。どうだろう。
でも、教科書に載っている人に会えるなんて、なかなかない経験です。あの「真夏のひしこ漁」というのは、教科書会社としても、漁業の人たちの暮らし、そういうのを紹介したものがなかなかないから、わざわざ載せてみた、ということでした。
漁業、農業など、いろんな仕事がありますが、そういうのをリアルに伝えるものって、なかなかなかったのだと改めて知りました。
「ひしこ漁」を読んで、すぐに漁師さんになろうと思う人はいないだろうけど、そういう世界が私たちのすぐそばにあって、そういう業界では人材不足で困っているし、漁業は常に変化にさらされているのだというのを知ることができました。
確かに、ウナギも獲れない。サンマも獲れない。コウナゴも獲れない。ノリも獲れなくなる。私たちはもう海の恵みを得られなくなるのでしょうか。
若い時は、そんなに海のものって、気にならないのですけど、大人になると、お酒を飲むようになると、サカナなどの海のものは、本当に大事だし、本当においしいと感じられてくるはずです。そういうのを、今の若い人たちは将来味わえなくなる、かもしれないのです。
不思議です。というか、これはどうにかならないのでしょうか。
私は、今の若い人たちも、サカナ食べて、おいしいお酒飲んで、酔っぱらって、ストレス発散して、そうして元気になってもらいたいのですけど、それはもうできない?
困りましたね。みんながたくさんたくさんおサカナを食べられるように、漁業というものを考えていきたいです。私に何ができるわけではないけど、考えていくんです。