「みだれ髪」でこんな歌を見つけました。
かの空よ若狭は北よわれ載せて行く雲なきか西の京の山
雲に乗りたいなんて、昔からあるものなんですね。晶子さんも、若いころはそんな歌を書いていたようです。
京都の人の空の果てって、北で行くと若狭になるんだろうか。でも、雲は東に流れるのだから、北を見てしまう理由があったんでしょう。東は山が邪魔するし、西も山が邪魔している。北も邪魔していると思うけど、どうして北の空? 渡り鳥でも飛んで行ったのかな?
それで、高校時代に若狭で合宿があったんだよ、と教えてくれた友だちがいて、その人は今は京都の西に住んでいるので、ピッタリの歌なのかなと思った次第です。
あんまり歌そのものの良さは感じないかな。いや、雲に乗って北をめざす、というのは面白いのかな。
よくわからなくなりました。