今日も、浩三さんの詩を取り上げてみます。「麦」という詩です。 麦 銭湯へゆく 麦畑をとおる オムレツ形の月 大きな暈(かさ)をきて ひとりぼっち 熟れた麦 強くにおう かのおなごのにおい チイチイと胸に鳴く かのおなごは いってしまった あきらめておく…
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