題名「 夏休み 」
今、新型コロナウイルスの影響で全国に緊急事態宣言が発令され、小中高すべての学校が休校になっている。それにともなう児童・生徒の勉強の遅れが懸念されている。
実際、学生である自分も、学業の遅れ、進路への不安など多々ある。休校になり、ただの休みとは違い、外に遊びに行くこともできない現状は、果たして「休み」と言えるのだろうか。
確かに、学校は休校で、新しい単元の勉強や進路の選択・相談はできないが、休み中の課題という各自で多くのプリントに取り組んでいる。他にもオンライン授業として各20分４セットが数日あったり、一応ではあるが勉強はしている。
しかし、親の知り合いの高校の先生、小学校の先生たちは「夏休みはない」「あって一ヶ月」と話していると聞いた。これを聞いたとき、本当に怒った。他にも遊びに行けない。アルバイトもできない。こんな休みでもない休みの対価として、夢の夏休みが潰える。もしくは削られるなど、あってはならないと思った。
もし本当に今回の休校のせいで夏休みが傷つくのなら、その判断をした教師をものすごく恨む。
だが、ここで考えた。そもそもコロナウイルスがなければ、休校になることもなく、勉学に励めたし、当然のように夏休みがあったわけだ。責めるべきは、教師ではなく、世間を騒がせている新型コロナウイルスであった。コロナめ。
