私は、三人姉弟の一番上である姉として生まれました。ちなみに弟との差は四年です。そして弟は双子で、今年中学校に入学したばかりのぴちぴちの中１です。とてもかわいい。
私は世間一般でいうブラコンに身を置いています。なぜ今、この場でこんなことを言うのか、それは私が今日語ることと関連しているからです。
さて前置きの長い話はここまでにして、早速弟のことを語りたいと思います。私は小さい頃よく、外に遊びに行っては友達を作り、また遊ぶを繰り返していました。その時弟は私のうしろについて行きながら一緒に遊んでいました。それは私が小学校卒業まで続いたのです。中学校に上がると、私は人付き合いが苦手になってしまいました。しまいには、学校がある時間以外は外に出ず、一日中家族と顔を合わせない日も珍しくありませんでした。そんな中学時代でも弟はいつもと変わらず私に接してくれました。
受験が終わり、もうすぐ私は卒業だなというころから、私の中にブラコンの「ブ」の文字が見え始めたのです。私は弟に必死に隠します。なぜか、それは弟に嫌われたくないからです。そのおかげで、思春期に入り始めている中１の弟たちは私を嫌うことなく、容赦なく私の部屋に遊びに来てはダラダラする、そんな幸せな日常を過ごせています。
最近では弟の制服姿を見るのがプチ楽しみになりつつあります。私は弟たちの姉になれて幸せです。
